GM砲で西撃ち!アベック打点6連勝中

 GMタッグがパ・リーグの不沈艦を攻略する!阪神のマウロ・ゴメス内野手(29)とマット・マートン外野手(32)が19日、20日に開幕するセ・パ交流戦に向け、意気込みを語った。初戦の相手オリックスの先発・西勇輝投手(23)は今季無敗。アベック打点を挙げれば6連勝中のゴメス&マートンが、まずは「西撃ち」に挑む。

 「打てない」ことが前提になる。交流戦初戦の相手、パ・リーグ首位のオリックスは西が先陣を切って虎に立ちはだかる。今季7戦7勝、防御率0・82。抜群の安定感を誇る右腕をボカスカ…なんて、まず考えられない。

 1点を、どうもぎ取るか。間違いなくそんな戦いになるだろう。

 黒田ヘッドコーチ「カギは3、4、5番。クリーンアップがどれだけやれるかや」

 最小限の糸口をミスなく探り出し、虎自慢のラインアップが走者を迎え入れる。鳥谷、ゴメス、マートンがキーマン…当然と言えば当然だが、攻略の青写真を何通りも描ける相手ではない。だからこそ、黒田ヘッドは「定石」を重んじる。

 ゴメス「今までと同じように特別に意識しないよ。同じようにやっていくだけさ」

 ここまで44試合不動の4番は、初体験となる日本の交流戦に向け「自然体」を強調した。パ・リーグの投手陣とは公式戦では初顔合わせ。オマリー打撃コーチ補佐らと対策を練りながら、まずは「西撃ち」に神経を注ぐ。

 パのスコアラー陣は虎の新助っ人を徹底解剖するだろう。一発を警戒するなら、全7本塁打中、まだ一度も仕留めていないスライダーを多投することも考えられる。そんな警戒網をかいくぐれるか。ゴメスの本領を測る1カ月間になる。

 一方、来日5年目のマートンはパ投手陣との対戦を歓迎する。

 マートン「いつもと違うチームとの対戦になるので、すごく楽しみにしているよ」

 交流戦は通算打率・301と好相性。ただ、オリックス戦に限れば4シーズンで打率・239と苦労しているだけに、ヒットメーカーにとっても初戦はカギ。ともに打点を挙げれば6連勝中のG&M砲がパの最難関、西を攻略すれば、虎の勢いは増すはずだ。

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