藤浪、開幕ローテ入りにらみバント特訓

 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭=が10日、山脇光治外野守備走塁コーチ(50)の指導の下、徹底的なバント練習を敢行した。前日の日本ハムとのオープン戦(甲子園)は4回1失点だった黄金右腕。開幕ローテ入りをにらみ、投球以外でも技術向上に取り組んだ。

 練習中、投手陣の輪から離れ、藤浪が一塁側ファウルグラウンドへ。ここから山脇コーチとの特訓が始まった。バットの構え方から、極端に膝を深く折り曲げて低めの球をバントする動作を繰り返すなど、バントを基本からたたき込まれた形だ。

 「構えとかを教わりました」と藤浪。山脇コーチは「膝の使い方。足が長いから、早めに低く構えないと対応できない。それと、右手でバットの角度を調整することを言った」と説明した。

 藤浪のバント技術については「高校の時はあまり失敗をしていないといっていたけど、まだまだだね」と厳しい評価。それも期待の裏返し。開幕ローテ入りが確実な中、投球以外のプレーも高いレベルが求められる。

 プロ入り後初の聖地登板から一夜明け、藤浪は「(ビデオで)ちょっとだけ見ました。もっとコーナーをついて勝負できるようにしたい。プロの打者は、簡単には空振りをしない」と課題を口にした。すべては通過点でしかない。開幕まで、高いレベルを追求し続ける。

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