藤浪0封宣言!甲子園無失点記録続ける

 9日の日本ハム戦(甲子園)で先発として、プロ入り後、初の甲子園登板を果たす阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭=が8日、昨夏の甲子園準決勝・明徳義塾戦の一回から続く甲子園での18回連続無失点の継続へ意欲を示した。昨夏の甲子園決勝以来198日ぶりの聖地のマウンド、虎党へあいさつ代わりの好投を披露する。

 大阪桐蔭では無敗だった甲子園。今後は本拠地となる聖地の初登板で、つまずくわけにはいかない。9日の日本ハム戦。スコアボードには「0」だけを刻む。藤浪はいつも通りの冷静な受け答えで、静かに闘志を燃やした。

 「自分としては相手や球場がどこでもやることは同じ。期待をしてもらっているというのは感じるけど、マウンドに上がれば関係ない。結果的に点を取られなければいい。打たれても切り替えて投げていきたい」

 春夏連覇を果たした昨夏の甲子園。準々決勝・天理戦の九回に1点を失った後は準決勝・明徳義塾戦、決勝・光星学院戦で連続完封を飾った。聖地では18回連続無失点を継続中。プロ初登板のマウンドで“記録”を伸ばし、先発ローテ入りをさらに手繰り寄せる。

 2度目の実戦登板前日は甲子園でブルペン入りした。和田監督が見つめる前で約50球。「もともとブルペンではいいタイプではないけど、ボールの力自体は悪くなかった」。プロ初登板となった前回登板の2日のオリックス戦から中6日。調整に不安はない。

 前回登板は2回無失点。制球が定まらず不要な2四球を与えたことを反省した。「前回はボール先行だった。ストライク先行で有利なカウントで打ち取ることを考えたい」と今回も制球力を課題に挙げた。

  50球予定 投球内容にも大きな変化が見られるかもしれない。前回は直球、カットボール、フォークの3球種しか投げなかった。「流れとか状況を見て考えたい」とほかの球種の解禁も示唆。約50球が予定される9日の日本ハム戦は本番仕様の投球も期待できる。

 和田監督も真の姿を心待ちにしている。「前回より球数、イニング数を増やしてどこまでのものを出してくれるか。プロを相手にした時に彼本来の投球がどれくらいの投球なのか。どれだけのものを出してくれるかだね」と期待を込めた。

 9日の同戦は今年初めて甲子園で開催される週末のオープン戦。ファンが多数駆けつけ、両親らも観戦する予定。藤浪は多くの期待を背負い、198日ぶりの聖地のマウンドで躍動する。

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