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北條の夢は1人バックスクリーン3連発

 阪神ドラフト2位の北條史也内野手(18)=光星学院=が3日、同校の同僚でロッテのドラフト3位・田村龍弘捕手(18)と大阪府堺市内のグラウンドで始動した。昨夏の甲子園で2打席連続バックスクリーン弾を記録した北條。プロでは、史上初となる、甲子園バックスクリーン3連発を狙う超ビッグな目標を掲げた。

 北條が新たな甲子園伝説を作る。「フルスイングが自分の持ち味」と語る期待の長距離砲。プロの舞台で挑むのは、個人での甲子園3打席連続バックスクリーン弾だ。「オール狭山ボーイズ」のグラウンドで、前人未到の目標を口にした。

 まるで初夢のような話だが、この若虎ならひょっとして…と思わせる雰囲気がある。「なったらすごいですね。夢にも出てこないですよ」と言葉こそ控えめながら、その目は真剣そのものだ。

 阪神で語り継がれるバックスクリーン3連発は28年前。巨人との伝統の一戦で飛び出した。3番バース、4番掛布、5番岡田が、あっ、うわっ、またいった~!とファンを狂喜乱舞させた。この3連発で勢いづいたチームは21年ぶりのリーグ優勝、そして球団史上初の日本一を成し遂げた。

 これをいつか一個人でやってのける、という。やりそうな雰囲気だけではない。北條には既にバックスクリーン2連発の実績がある。昨夏8月22日の甲子園、準決勝の東海大甲府戦。初回に2ラン、四回はソロ。2打席連続でいずれもバックスクリーンに突き刺した。

 「自分は高校通算ホームラン25本のうち4、5本ぐらいしかセンターに打ってなかったんですけど、夏に打てたので」。連弾が自信になった。

 北條の恩師であるオール狭山ボーイズのコーチ・高熊行夫さん(55)は「バックスクリーンに放り込んでからモノ言えと言ってたんですよ」と振り返る。プロでも「みんなが期待する中で結果を出せる子ですから。やってくれるんじゃないですか」と期待をかけた。

 「毎年楽しみにしている」と語る「オール狭山ボーイズ」の初練習。冷たい風が吹きつける中、田村と一緒に汗を流した。約3時間、キャッチボールやノックで盟友との時間をかみしめた。

 初詣で引いたおみくじは2年連続で「大吉」だった。「自分の道を間違わなければ、良くなると書いてありました。プロになると誘惑も多くなると思うので、そういう誘惑に乗らないようにやっていきたい」と表情を引き締めた。

 「ケガをしないような、毎年、毎年、フル出場を目標にして、三拍子そろった選手になりたいです」。背番号「2」を背負う甲子園の申し子が、間もなく“プロの部”へ新たな一歩を踏み出す。

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