白鵬V25!記録ずくめの全勝優勝

 「大相撲夏場所千秋楽」(26日、両国国技館)

 横綱白鵬が横綱日馬富士を寄り切って、2場所連続の全勝で25回目の優勝を決めた。優勝回数は、元横綱朝青龍に並び史上3位。全勝優勝は自身の記録を更新する史上最多の10度目。先場所からの連勝も30まで伸び、昭和以降では元横綱大鵬に次いで2人目となる4度目の30連勝以上を達成。記録ずくめの優勝となった。優勝の可能性が残されていた大関稀勢の里は、大関琴奨菊に寄り倒されて13勝2敗となり、来場所は綱とりがかかるもののレベルの高い優勝が求められることとなった。

 目の前で稀勢の里が敗れた瞬間に優勝が決まっても、白鵬の気持ちは揺るがなかった。立ち合いで得意の右四つになると、日馬富士に何もさせず寄り切って10度目の全勝優勝を達成。「取組の前に優勝が決まって、正直余裕があった」。東京場所では一昨年秋場所以来のV。「久しぶりに江戸で優勝してひと味違った感じ」と貫禄たっぷりに振り返った。

 「大関の中で一番強い」と実力を認める稀勢の里と白熱した優勝争いを演じた夏場所。優勝インタビューでは「来場所は綱とりだと思うので、皆さんも応援してやってください」と異例の呼びかけ。紗代子夫人は「稀勢の里関のビデオを見たりしてました。自分以外のビデオを見ることは今までなかった」と明かした。

 北の湖理事長(元横綱)は「白鵬は日馬富士と比べると安定感がある」と評価する。その安定感の源を師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)は、入門時から課したぶつかり稽古によって鍛えられた太腿にあると分析。「毎日相当やっていた。太腿の筋肉が違うから押す力も強い」と説明した。

 稽古の相手を務めたのは、元幕下荒若の鈴木正啓さん。最盛期には体重200キロを超える巨漢だった。「最初のころは全然押されなかった。でも、幕内に上がるころには残そうと思っても残せなかった。最後の方は胸出すのが嫌でしたね。羽目板にぶつけられちゃうこともありました」と成長の軌跡を語った。

 元横綱朝青龍に並ぶ25回目の優勝。「関取になった時に稽古をつけてもらったりした。一つ恩返しができた」と喜びをかみしめた。名古屋場所でも主役の座は揺るぎそうにない。

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