稀勢11連勝7年ぶり日本力士Vへバク進

 「大相撲夏場所・11日目」(22日、両国国技館)

 大関稀勢の里は阿覧を慎重に突き出して、自身初の初日から11連勝。12日目にして早くも組まれた横綱日馬富士戦へ、気合を高めた。横綱白鵬も大関琴欧洲を難なく上手投げで下して無敗を守った。鶴竜は1敗を守り、日馬富士は9勝目を挙げた。12日目は白鵬‐鶴竜戦も組まれ、優勝争いの行方を占う重要な1日になった。

 稀勢の里が3日連続で自己最高を更新し、無傷の11連勝を果たした。立ち合いから阿覧を突きで攻め、まわしを取らせずに力強く突き出した。「思い切っていこうと。はたきだけ警戒しました」と快勝にも表情は緩めなかった。

 通例なら13日目が予想された横綱戦が、早くも12日目に組まれた。日馬富士とは幕内対戦成績16勝26敗。11連勝にも「ここからでしょ。まだまだです。とりあえず明日の一番に集中するのが一番」と気を引き締めた。

 苦い思い出がある。昨年の名古屋、秋場所を連続優勝して綱を締めた日馬富士と初めて対面したのが、9月下旬に行われた元関脇栃乃洋(現竹縄親方)の引退相撲だった。その支度部屋で「オレが横綱になって喜んで泣いたよな」と声を掛けられた。苦笑いを浮かべたが、心中は穏やかではなかった。

 北の湖理事長(元横綱)は「よくここまで来た。十分評価できる」とたたえつつも「今日の立ち合いではダメだ。日馬富士は立ち合いが速くなっている。一番手ごわい相手だ」と期待した。

 悲願の初優勝は、日本出身力士として06年初場所の栃東以来の賜杯でもある。この日の朝稽古に集まった報道陣は稀勢の里13社に対し、白鵬11社。館内の声援も日ごとに大きくなっている。「うれしいことです」と感謝した稀勢の里。横綱を倒して、さらに勢いづく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(大相撲)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス