NYタイムズ、富豪の他殺説否定 遺書や同房者証言で検証

 【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズは16日、少女らの性的人身売買罪で起訴された富豪エプスタイン氏が勾留中に自殺した経緯について、膨大な資料を基に検証した記事を公開し、他殺説に否定的な見解を示した。自殺の意思を示唆する複数のメモが見つかったことや、拘置所で同房だった被告人らの証言などから判断したとしている。

 エプスタイン氏は政財界の有力者と交流があり、少女買春の「顧客リスト」を持っていたため殺害されたとの陰謀論が根強くある。

 同紙は司法省が公開した膨大な資料や公開請求で入手した遺書とみられるメモなどを分析。遺書らしきメモには「別れの時を選べるのは素晴らしい」と書かれていたほか、「なぜ愛する人々が私の問題で苦しまなければならないのか。皆のために最善」と自殺をほのめかす別のメモもあった。

 また同紙の取材に応じた元同房の被告人は、エプスタイン氏から縄の作り方を尋ねられたほか、窓の格子にシーツを結びつけるなど自殺の用意とみられる行動を2度にわたり目撃したと語った。

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