米、ICC脱退呼びかけ トランプ氏、国連で演説

 【ニューヨーク共同】トランプ米大統領は22日、ニューヨークの国連本部で始まった国連総会一般討論で演説した。国際刑事裁判所(ICC)について、米国を不当に標的にする「邪悪な組織だ」と批判し、全ての加盟国に脱退を呼びかけた。人工知能(AI)開発を規制する国際的な枠組み構築を「全面的に拒否する」と表明。対立するイランが戦闘終結に向けた合意に応じなければ「全滅させる」と警告した。

 トランプ政権はICCの赤根智子所長らを制裁対象に指定したほか、ICC本体への制裁に踏み込む姿勢を見せるなど圧力を強化。ICCを支持する日本との立場の違いが鮮明になっている。

 トランプ氏は演説でICCは「反米的な法廷」だと主張し、米軍関係者らを捜査対象とすることを許さないと訴えた。

 AIを巡っては「米国は中国を大きく引き離し、先頭を走っている」と強調。「超知能競争で勝つ者が勝者となる」とし、開発推進の構えを見せた。国連総会では暴走や悪用への懸念から、AIの安全性の確保が主要議題に浮上している。

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