【独自】人型ロボットの防衛活用研究へ AI搭載、基地警備や輸送を想定
政府は、人型ロボット「ヒューマノイド」の防衛分野への活用に向けた研究に本格着手する検討に入った。人工知能(AI)を搭載し、自律的に動かす技術「フィジカルAI」を用い、基地警備や物資輸送など自衛隊の後方支援任務への導入を想定する。自衛官の定員割れが続く現状を踏まえ、AIや無人アセット(装備品)の導入により省人化を進める狙いがある。直接的な戦闘への投入は否定的だ。政府、与党関係者が22日、明らかにした。
ヒューマノイドの研究は、防衛装備庁を中心に取り組む。民間企業や大学が開発したロボットを対象に、性能などを競う「ロボティクス タスク チャレンジ」の開催も構想する。防衛省は2027年度予算概算要求に金額を示さない「事項要求」として盛り込んだ。
将来的には偵察や救助などへの活用も視野に入れる。自衛官は約20年後に募集対象人口が約3割減になるとの推計があり、防衛省幹部は「限られた人員での任務遂行を代替、補完する有効な手段になり得る」と説明する。
