米イラン、スイスで協議開始 海峡再封鎖、レバノンで駆け引き
【ビュルゲンシュトック共同】米国とイランは21日、仲介国のパキスタンとカタールを交えた4者の協議をスイス中部ビュルゲンシュトックで開いた。米イランが戦闘終結の覚書に正式署名後、初の協議となった。
一方、イラン革命防衛隊は20日、レバノン情勢の悪化を巡り、全ての船舶にエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡が再び「封鎖された」と警告した。米側は否定したが、双方の駆け引きが続いているもようだ。
米側代表団はバンス副大統領、イラン側はガリバフ国会議長が率いる。イラン外務省は、協議は「1日限り」と説明している。
17日に正式署名した覚書にはレバノンを含む全戦線での軍事作戦終結が盛り込まれている。イスラエルとレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラは19日に停戦合意したが、その後も応酬は続いた。イラン軍事当局は海峡の再封鎖について、イスラエル軍がレバノンで「停戦違反を継続し、南部からも撤退していないため」と主張した。
米イランは18日から60日間の交渉期間に入った。核問題や制裁解除などを話し合い「戦争の完全終結」を目指す。
