中学生の保護者に聞いた…塾通いは「小学生から」が半数超 子どもの通塾を考え始めたきっかけは?
近年、中学校の新学習指導要領の導入に伴う英語の単語数増加や数学の応用問題化など、教科内容の難化が進むなか、子どもの進学や学習環境について、悩みが尽きない保護者も多いのではないでしょうか。株式会社やる気スイッチグループ(東京都中央区)が展開する個別指導塾「スクールIE®」が実施した「中学生の通塾開始学年と入塾きっかけの実態調査」では、受験対策だけでなく、日々の学習習慣や家庭学習への不安が、塾を検討する大きな理由になっていることが明らかになりました。
この調査は、全国の中学1~3年生の子をもつ保護者242人を対象として、2026年7月~8月の期間にインターネットで実施されました。
まず、「子どもが初めて学習塾に通い始めた時期」を尋ねたところ、「小学5年生」(17.4%)や「小学6年生」(15.3%)など、小学生のうちに通塾を始めた割合が半数を超え、早い段階から学習塾を利用する家庭が一定数あることがうかがえました。
一方、中学校に入学してから通塾を始めた学年では、「中学1年生」(19.8%)が最も多く、単なる受験直前のラストスパートとしての塾の活用ではなく、中学入学初期の段階から学校の授業や、日常的な学習サポートのために早期から塾を活用し始める家庭が多い実態が浮き彫りとなりました。
ただし、この結果は通塾を始めた時期の分布を示したものであり、早く通い始めるほど学力面で有利になることを証明するものではありません。
また、「子どもの通塾を考え始めたきっかけ」としては、「家庭学習だけでは不安だった/学習習慣をつけさせたかった」(34.3%)、「子ども本人が通いたいと希望した」(26.9%)、「高校受験を意識し始めた」(26.5%)といった回答が上位に並び、学校の授業の補習や受験対策といった外的な要因以上に、日々の学習習慣に対する悩みや不安を感じたタイミングが、保護者にとっての最大の入塾動機になっていることが浮き彫りになりました。
では、塾に通わせようと考えてから、実際に入塾を決めるまでにはどのくらいの時間がかかるのでしょうか。
調査では、「2週間~1カ月未満」(39.7%)や「1週間以内」(16.9%)など、過半数が検討を始めてから1カ月未満で入塾を決めていることがわかりました。
さらに、「1~3カ月」(26.0%)を加えると、約8割の家庭が3カ月以内に入塾を決断していました。
この結果からは、子どもの勉強について不安を感じた際、比較的短期間で塾選びを進める家庭が多いことがうかがえます。
ただし、検討期間の短さが、塾選びの満足度や学力の向上に直接結びつくことを示すデータではありません。実際に塾を選ぶ際には、指導方針や授業内容、通いやすさ、費用、子どもとの相性などを確認することも大切です。
子どもの勉強を支えるうえでは、テストの点数や志望校への対策だけでなく、日々の学習を無理なく続けられる環境づくりも重要な視点といえそうです。
家庭での声かけや学習時間の確保に加え、必要に応じて学校や塾などのサポートを活用することも選択肢の一つです。子どもの得意・不得意や性格、生活リズムに目を向けながら、本人に合った学習方法を考えていきたいですね。
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【出典】
▽スクールIE「中学生の通塾開始学年と入塾きっかけの実態調査」(2026年8月)
