「日本本土四極到達証明書」とは? 東西南北、最果ての地はどこ? 元自衛隊員がツーリングで巡り「まさに感無量」

日本本土の4極を訪れた人に贈られる証明書が、SNS上で大きな注目を集めている。「東西南北、果てまで行った 日本四極到達」と一枚の証明書を紹介したのは、元海上自衛隊系ユーチューバーのオオカミ少佐さん(@okamisyousa)。

「あなたは日本本土の東西南北の最果ての地をすべて踏破されました。これを記念して、証明書を贈呈いたします」

最東端の納沙布岬(北海道根室市)、最北端の宗谷岬(北海道稚内市)、最西端の神崎鼻(長崎県佐世保市)、最南端の佐多岬(鹿児島県南大隅町)を全て訪れたことを証明する、この「日本本土四極踏破証明書」。それぞれの自治体で発行される証明書を4枚集めてようやく完成するものだが、数百キロ、数千キロ離れた4極を踏破するのは並大抵のことではない。

証明書取得の経緯について、オオカミ少佐さんに話を聞いた。

--この証明書を取得された経緯は?

オオカミ少佐:4極にはすべてツーリングで踏破したのですが、私がバイクに乗り始めたのは昨年、2025年の8月末からです。

それ以前は睡眠時無呼吸症候群を患っており、睡眠時にCPAPという機械を装着しなければならない都合上、遠方へ行くことをためらっておりました。医師からは一生外せないと言われておりましたが、昨年の6月末に完治し、これを機に今までできなかったことをやりたいと思うようになりました。

--それでバイクの免許を取られたということでしょうか。

オオカミ少佐:中型の免許は二十数年前、広島の幹部候補生学校にいたころに取得しておりました。しかし、ペーパーライダーで公道に出たことがなかったため、リターンライダー講習を受けることも考えましたが、せっかくならと、リハビリも兼ねて大型自動二輪免許を取得することにいたしました。

旅に出たかったので、長距離走行が得意なスズキのVストローム650を購入しました。一目惚れだったため、この時点では免許を持っておらず、自動車学校に申し込みすらしておりませんでしたが、購入契約書にサインをしてしまいました。その帰りに、自動車学校へ申し込みに行きました。

免許を取得してからは、できるだけ遠くに行きたいと思うようになりました。同年11月に九州最南端の佐多岬へ行きました。そこで初めて「日本四極到達証明書」の存在を知り、ついでに最西端である長崎の神崎鼻へも向かいました。

北海道はさすがに遠かったのと、冬が近づいていたため翌年へ持ち越しました。

--初めから証明書ありきではなかったのですね。

オオカミ少佐:はい。そして雪の心配がなくなった今年6月に、北海道1周と航空自衛隊の北海道にあるレーダーサイト6カ所を巡ることを決意しました。これは防衛大学校の1期上の先輩(航空自衛隊)からの助言によるものです。この方は「対番」と呼ばれる、防衛大学校の新入生にマンツーマンで指導をしてくださる方で、私が自衛隊で最も尊敬している人です。この場を借りて感謝申し上げたいです。

--すべて取得された感慨をお聞かせください。

オオカミ少佐:まさに感無量です。的確なアドバイスをしていただいた対番の先輩と、応援してくれた家族には感謝しかありません。

--投稿に対し、大きな反響がありました。

オオカミ少佐:北海道に上陸してからも、Xで近況をポストしておりました。その際、励ましのポストや、おすすめのルート、気を付けた方がよいことなどを多くの方からアドバイスいただきました。皆様、本当にありがとうございました。

   ◇   ◇

SNSユーザーたちから、数々の励ましの声が寄せられた一連の投稿。日本本土四極踏破証明書の発行場所については、稚内市ホームページ「本土四極市町連携交流」に詳しい。我こそはと思う方は、参考にしていただきたい。

なお、オオカミ少佐さんは難解な軍事について「面白く、わかりやすく伝える!」をモットーにSNSやYouTubeなどで日々、情報発信している。YouTubeでは今回のツーリングについても紹介しているので、興味のある方は、ぜひチェックしていただきたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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