「百発百中で抜ける」「無駄な痛みがない」驚異の毛抜き 製造元の貝印に聞いた 10年愛用するユーザーも
「百発百中で抜ける」「無駄な痛みがない」--ある美容系インフルエンサーがXで紹介したことをきっかけに、1本の毛抜きに注目が集まっています。創業118年の刃物メーカー・貝印が手がける「Groom! 毛抜き」(1210円・税込)です。愛用者からも「もう10年近く手放せない」と共感の声が続々と寄せられ、なぜここまで支持されるのか、貝印の広報担当者に聞きました。
話題となった製品の正式名称は「Groom! 毛抜き」、価格は1210円(税込)。販売は公式ECのほか、全国のドラッグストアやホームセンター、大手量販店など幅広い店舗で取り扱われています。手に取りやすい価格帯でありながら、使い心地の良さが口コミで広がりました。
多くのユーザーが驚いているのが、産毛や短い毛まで逃さない“掴む力”。この性能の背景には、日本製へのこだわりがあり、「職人さんが手作りで先端の先合わせなどの工程を行っている」といいます。
眉毛を整える際の「無駄な痛みがない」という声についても、設計面での配慮が関係しているのだとか。しっかりと毛をホールドすることで、余計な引っ張りを減らし、結果として痛みを抑える構造になっているそうです。
「持ち手部分に金属ではなく樹脂を採用することで、指当たりをよくしつつ、滑りにくい設計にしています。本体の詳細な設計については社外秘の部分もありますが、精密な加工を施しています」
もともと、この「Groom!」シリーズは男性向けブランドとして展開されていたもの。しかし今回のSNSでの投稿のように、性別に関わらず購入いただいているといいます。
「昨今、美容に対する意識は性別の垣根がなくなりつつあります。その中で、『毛を抜く』という道具の本質的な価値をシンプルに突き詰めたデザインが、結果としてターゲットを超えた広がりを見せたのではないかと考えております」
貝印では、用途や形状別に30種類以上の毛抜きを展開中。一見するとどれも同じように見えますが、先端の精度や設計の違いが使い心地に大きく影響するのだそう。
「毛抜きは大きく3つのタイプに分けられます。用途や使い心地の好みに合わせて、選んでいただくのがおすすめです」
◇ ◇
貝印では用途や形状別に30種類以上の毛抜きを展開しています。広報担当者によると、大きく3つのタイプに分けられるそうです。それぞれの商品名と特徴を教えてもらいました。
①「がっちりキャッチ毛抜き」--とにかく確実に抜きたい人向け
本体内側の凸構造が先端の開きを防ぎ、狙った毛をしっかりキャッチします。貝印の毛抜きの中でも出荷実績が高い定番商品で、価格も手頃。まず1本試してみたいという人にもおすすめだそうです。ミニサイズもあります。
②「ズレずにつかむ毛抜き」--細かい作業を丁寧にしたい人向け
横ズレを防ぐ独自機構をスリムなボディに内蔵。表面の凹みがフィンガーレストを兼ねており、眉まわりなど繊細なコントロールが求められる場面に向いています。
③「先が丸い毛抜き」--肌への負担を抑えたい人向け
先端が丸いため、鼻や耳まわりなど直接見えにくい部位にも安心して使えます。広い面で毛をキャッチするので、短い毛にも対応。ポーチに入れても先端が刺さらない安全設計です。
◇ ◇
「予算や使うシーン、肌の状態に合わせて選んでいただければ、毛抜き選びで迷うことは少なくなるかと思います。『まず試してみたい』という方には、コスパの高い“①がっちりキャッチ毛抜き”から手に取ってもらうのもひとつの方法です」
「ネット上での大きな反響は、社内でも驚きをもって受け止めています。一方で、日々のモノづくりへの姿勢や細部へのこだわりをユーザーの皆さんに直接評価していただけたことを、とても嬉しく思っています。この盛り上がりを一過性のものにせず、より多くの方に製品の魅力をきちんと届けたいと考えています。そのため、パッケージのリニューアルも含めた改善を検討中です。今後も『使い心地』と『品質』を追求し、期待を超える製品をお届けできるよう努めてまいります」
