「還暦に見えない」「歳を重ねるたび若返ってる」とバズった男性!18歳→60歳までの“可憐な変貌”に衝撃
18歳から還暦を迎える現在までの写真を一気に振り返った動画が、Instagramで話題になっています。
投稿したのは、滋賀県で工務店の仕事をしながら「好きなものに囲まれた暮らし」を発信しているBOBさん(@bob_lakesidehome)。18歳のロック少年、サラリーマン時代、サーフィンに打ち込んだ頃、そして「年齢なんてただの数字」と語る現在に至るまでの姿を並べたものです。
投稿には「歳を重ねるたび若返っていってる」「今が1番カッコいい」といったコメントが寄せられ、「還暦には見えない」と注目を集めました。18歳から60歳までの“変化”と“ブレない軸”は、どのように育まれてきたのでしょうか。
■きっかけはSNSの反響
BOBさんが、若い頃から現在までの写真を公開しようと思ったきっかけは、自身の年齢にまつわる反響でした。
「もともと滋賀県で工務店の仕事をしていて、ライフスタイルを楽しむ家を紹介したくてSNSアカウントを作りました。ところが昨年、来年還暦であると書いたら『還暦には見えない』ってバズったんです。その流れで若い頃の写真が見たいというコメントをもらっていたので投稿してみました」
家づくりの発信から始まったアカウントは、いつしか「年齢を重ねても楽しむ生き方」に共感が集まる場になっていきました。
25歳の写真には「唯一の短髪時代」との説明が添えられています。そこに至るまでの経緯には、音楽と仕事の転機がありました。
「高校生から大学生にかけてロックバンドをやっていたので長髪でしたが、22歳の時、就職活動をきっかけに短髪にしました。初めての就職は東京のアパレル企業で、その頃はバブル経済の時代で毎週ディスコに通ってました」
■髪型の変化が示す仕事やライフスタイル
その後、地元へ戻り、28歳で京都の広告会社に転職。髪型の変化には、その時々の仕事やライフスタイルが色濃く反映されています。
35歳のサラリーマン時代と、45歳の「毎週サーフィンをしていた頃」の写真は、雰囲気が大きく異なります。この10年で、働き方と趣味も変わっていきました。
「京都の広告会社に37歳までいましたが、その時に東京の映像制作会社に転勤になりました。京都の頃の趣味はウィンドサーフィンで毎週琵琶湖でやっていました。東京に来てからはサーフィンを始めて、毎週湘南や千葉に行ってました」
この頃から髪を伸ばし始め、仕事もスーツ姿からカジュアルな服装へ。
「MVの仕事をやるようになって仕事着がスーツからカジュアルに変わったのが大きかったかもしれませんね。その頃はよく洋服も買ってました」
■日々を楽しくする習慣
若い頃から趣味が多いというBOBさん。今も、日々を楽しくする習慣がいくつもあります。
「最近はまたバンド活動でライブをやっているのですが、それが楽しくて。まるで青春時代の様です。あとは筋トレをルーティンとして週2回やってます。僕が若さをキープできているのはバンドと筋トレの効果が大きいと思います」
長くギターを担当してきましたが、昨年からベースへと転向。
「普通は長年やってきたギターからベースに変わるのは嫌な人が多いと思うのですが、僕はどうも変化が好きなようで、それを刺激と捉えて練習が新鮮で楽しんでいます。何事もポジティブに考えると楽しいです」
楽器を演奏することは、脳トレとしても効果を感じているといいます。
「右手と左手を別々に動かして歌を唄ったり、一度にいろんな事をやるのが脳トレになるようです。作曲や作詞も楽しいし、ライブをやるとドーパミンが出て最高に気持ちいいです」
筋トレについても実感を込めて語ります。
「筋トレは基礎代謝を高めてくれて痩せる体質にしてくれます。肌もきれいになるし、筋肉は身体能力を進化させてくれます。一年中体調が良くて風邪もひきません」
■プロフィールに「年齢なんてただの数字」
写真では印象的なあご髭ですが、57歳の頃、白髪が気になりだしたことから剃ったと言います。
「ずっと口髭とあご髭を生やしていて、むしろ口髭よりもあご髭の方が好きだったのですが、スパッと剃りました。決めるとすぐにやる性格だし、長年親しんだものに固執しないのも僕の性格です」
スタイルを変えることにも前向きで、「変化」を楽しんでいる様子が伝わってきます。
Instagramのプロフィールには「好きなものに囲まれて暮らそう」との言葉があります。
BOBさんにとっては、家や車、長年付き合ってきた楽器たちが、その言葉を体現する存在です。日々の暮らしのそばに“好き”があることが、年齢を重ねることを前向きに楽しめる理由なのかもしれません。
「家が大好きな場所だとライフスタイルが充実します。毎日がワクワクするような家に住むと毎日のテンションが上がって人生が楽しくなるのです。僕は家のウッドデッキでBBQをしたりガーデニングをしたりDIYをしたり家生活を楽しんでいます。」
好みの庭づくりも欠かせません。
「ガーデニングはカリフォルニアのドライガーデンが好きで、特にアガベという植物が好きです。」
車については、黄色いランドクルーザーへの思い入れを語ります。
「燃費も悪いし乗り心地も悪いんですけど、乗っているだけでテンションが上がります。僕の相棒と呼べる存在です。」
プロフィールには「年齢なんてただの数字」という言葉も並んでいます。そこには、年齢との向き合い方が凝縮されていました。
「もう何歳だからとか年齢を気にせずに、やりたいことにチャレンジしてポジティブに生きることですね。たとえばバンドはサマーソニックに出るのが夢です。おじさん4人がそんな夢に向かってがんばっているのが楽しいですね。何歳から始めても遅くはないと思います。」
経験を積んだからこその手応えも感じているといいます。
「若い時は勢いと感覚で生きていましたが、歳を重ねることでそこに経験と反省が重なって何でもできる気がします。人生100年時代です。60歳って子供の頃を省くとまだ半分です。半分残っているんだから楽しまなきゃと思います。『もう60歳』と思うのと『まだ60歳』と思うのとでは、同じ60歳でも全然違うと思います。」
18歳から現在までの写真には、その時々の仕事や趣味とともに、「好きなものに囲まれて暮らす」というスタイルが一貫して映し出されていました。BOBさんの姿は、「年齢なんてただの数字」という言葉を体現する生き方そのものと言えそうです。





