「ナニコレ」入り決定?民家の庭に突然現れた「イケメン過ぎるゴリラ」に騒然

 隣の芝生は青く見える…なんて言葉がありましたっけ。でも、その隣の庭に真っ白なゴリラがすっくと立ち尽くしていたら…??そんな二度見必至な光景が、SNSで話題になっています。

 ゴリラといっても、もちろん本物ではありません。よく見ると、ネクタイも締めています。結構、イケメンです。「美大生の売れ残った立体作品が行き着く果て、、、『 実家の庭 』に設置完了。」と写真と共にツイートしたのは、大友しゅうま(@pirahu)さん。繊維強化プラスチック(FRP)製で身長は190センチといい、そのシュールな光景に、これまでに1.5万リツイートと8.4万いいねが寄せられ、「欲しい!」「ナニコレ珍百景行き」といった声や「防犯対策になるかも」「小学生の持ち帰る工作の比じゃない」と称賛の声が上がっています。

 大友さんによると、このゴリラは東京藝術大の卒業制作展の作品。元々小学生の頃から漫画が好きで、大学ノートやクロッキー帳に漫画を描いていたという大友さん。「絵で行ける大学や仕事があるなんて凄い楽しそう!」と藝大へ。画力を生かしLINEスタンプを作っていましたが限界を感じ、半年ほど前から本格的に漫画を描こうと思ったといいます。

 昨年12月にはペンネーム「ゴリラ・ゴリラ」として、集英社の「ジャンプ」でデビューできるマンガ投稿サイト「ジャンプルーキー」で連載「イケメンすぎるゴリラ」をスタート。圧倒的過ぎるキャラ力とテンポ良い構成でその月の「ブロンズルーキー賞」を受賞しました。そして今回の制作に至ったワケですが…。

 -そもそも、なぜゴリラ?

「表情を組み込める動物だったからですね。表情を描くのが好きだったので、自分のフェチにバチコンハマりました!」

 -めちゃくちゃイケメンですが…

「ええ。参考にさせてもらったのは、あの名古屋市の東山動植物園のシャバーニ君です。取材にも行きました。卒業制作にするに当たり、ゴリラの立体に普通に着色してしまうとありきたりな置物感が出てしまうと思ったので、着色はせず、プロジェクションマッピングにしました」

 -確かに、映像なのに質感を感じます。で、最後にご実家に…。

「卒展で賞をとったりすると、美術館や区によって買い上げになることもあります。個人のコレクターが買われることはないですね。立体作品は置き所に困るのが難点で、結果、実家の庭になりました」

 -驚かれませんでした?というか怒られるというか…

「運送会社の方には、めちゃくちゃ質問されました(笑)。ゴリラのことや大学のこと、将来のことなど。『本当の生き物を運んでいるような生命感を感じます』って言ってくれてました。両親は、卒展を見にきてくれていたのでそこまで驚いてませんが、兄には『キモ』と一言だけ言われました。近所の知らないおばあちゃんに驚かれたりしています(笑)」

 とのことでした。そんな大友さんの夢は「自分の漫画がアニメ化されること」。ぜひ、漫画でもイケメンぶりを堪能してください!(ゴリラ、高校生らしいですが)

(まいどなニュース・広畑 千春)

 漫画はこちらから。https://rookie.shonenjump.com/series/X1vJnKYNSe8

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