高野山「御社」で上遷宮式 神仏習合の儀礼、厳かに
世界遺産・高野山(和歌山県高野町)にある金剛峯寺の「御社」で14日深夜から15日未明にかけ、高野山の鎮守社で世界遺産の「丹生都比売神社」(同県かつらぎ町)と合同の「上遷宮式」が営まれた。平安時代に始まったとされる神仏習合の儀礼を厳かに再現した。
御社は檀上伽藍の西端にある神社で、弘法大師・空海の創建と伝わる。檜皮屋根のふき替えや彩色補修などの社殿修理作業のため、ご神体が昨年7月に金剛峯寺の御影堂に「下遷宮」されていた。
暗闇に雨が降る中、鉢とほらの音が伽藍に響き、ご神体の通り道には荒縄で結界が張られた。白い覆面と白い手袋を身に着けた多くの僧侶と氏子が列を整え、神職とともにご神体や新調された神器などを移した。
