「北中米W杯・準々決勝、アルゼンチン代表3-1スイス代表」(11日、カンザスシティ)
72年ぶり8強の快進撃をみせていたスイスは延長の激闘の末に前回王者アルゼンチンに敗れ、初の4強入りはならなかった。
10人の状況で耐えていたが、延長後半7分にアルゼンチン・アルバレスに右足で芸術的ミドルを決められると、さらに終了間際にカウンターからLa・マルティネスにダメ押しされた。試合終了の瞬間、選手たちは呆然と崩れ落ちた。
後半同点に追いついた直後に悪夢に見舞われた。エンボロがアルゼンチンのパレデスと接触した場面。当初はパレデスに警告が出されていたが、VARの末にエンボロがシミュレーションをとられて2枚目のイエローカードで退場に。パレデスへの警告は取り消された。エンボロは主審に食ってかかったが、味方に制止され、涙をぬぐいながらピッチを後にした。スタジアムは騒然となった。
その後は10人で奮闘したが、王者の猛攻の前に延長後半に力尽きた。
ブラジルメディア「globo」などによると、試合後、ムラト・ヤキン監督は「完全に受け入れがたく、理解できない。あの判定が試合全体を変えてしまった」と怒りを滲ませ「あの審判のミスが我々を罰し、すべてのプランを狂わせた。審判が間違った判断をした」と、批判した。今大会から導入された新ルールでは選手がイエローカード、レッドカードを受けた場合、罰せられた選手の識別が謝っていた場合は判定を変更できると規定されている。
72年ぶり8強入りの快進撃をみせたチームに「非常に誇りを感じている」とたたえた上で「アルゼンチンを優遇しているとは言わない。オープンな試合でどちらにも勝つチャンスがあったが、このルール、審判のミスによって我々は不利益をこうむった」と、語った。