フランス 4強一番乗りだ エムバペの圧倒的な実力と責任感「誰よりもW杯を経験している」史上2人目のW杯通算20得点達成

 フランス-モロッコ 後半、先制ゴールを決めるフランスのエムバペ(左から3人目)=ボストン(共同)
 フランス-モロッコ 後半、先制ゴールを決め駆け出すフランスのエムバペ=ボストン(共同)
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 「北中米W杯・準々決勝、フランス2-0モロッコ」(9日、ボストン)

 準々決勝が始まり、2大会ぶり3度目の優勝を狙うフランスがモロッコに2-0で快勝し、準決勝一番乗りを決めた。フランスは初めて3大会連続の4強入りを果たした。0-0の後半15分にFWキリアン・エムバペ(27)=レアル・マドリード=が先制し、6分後にはデンベレが加点した。エムバペはW杯通算20得点。3戦連発で今大会8点目とし、メッシ(アルゼンチン)と得点ランキング1位で並んだ。

 圧倒的な個の力と、強い責任感。エムバペはフランス代表のユニホームをまとうとすごみが増す。華麗な先制点で、今大会トップに並ぶ8点目を挙げ、デンベレの追加点もお膳立て。前回大会準決勝に続いてモロッコを退け「情熱を持ってプレーした」と胸を張った。

 前半には自ら得たPKを失敗したが、動じない。後半15分、ペナルティーエリア内に入ってすぐの位置で左足を少し踏み出すことで、DFの重心をわずかにずらした。すかさず右足を振り、縦に落ちながら曲がる美しいゴールで、史上2人目のW杯通算20得点。メッシ(アルゼンチン)が6大会かかった大台に、半分の3大会目で乗せた。

 6分後にはデンベレのシュートコースをつくり、追加点が生まれた。レアル・マドリード(スペイン)では、時に独善的なプレーが批判されるが、主将を担う代表では違う。「僕が誰よりもW杯を経験している。模範にならなければ」と強い自覚を口にする。

 パラグアイ戦後に、同国の上院議員からX(旧ツイッター)で人種差別的な発言を浴びせられた。「決して許さない」と毅然(きぜん)と反論。ピッチ外の出来事に集中を乱されることなく、準々決勝でも躍動した。

 準決勝が行われる14日は、フランスの革命記念日だ。3大会連続の決勝進出へ「無敵のチームと呼ばれたいなら、まだまだピッチ上で証明すべきことがある」と高みだけを見据えた。

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