「北中米W杯・2回戦、ベルギー代表4-1米国代表」(6日、シアトル)
決勝トーナメント2回戦で、スペインが4大会ぶり、ベルギーが2大会ぶりの8強入りを決めた。国際サッカー連盟(FIFA)の規律委員会が米国代表FWフォラリン・バログン(25)=米国=に対し、レッドカードによる出場停止処分を猶予したことで注目された一戦。ベルギーはFWシャルル・デケテラーレ(25)=アタランタ=の2得点などで米国に4-1と快勝した。バログンは先発出場して無得点だった。
出場停止処分が猶予されたことで先発した米国FWバログンは無得点。米国は大敗し、共催国の代表は3チームとも16強で姿を消した。
バログンはFIFAが処分を1年間猶予したことで、この試合に出場可能となった。トランプ米大統領の圧力に屈し、FIFAの公平性が損なわれたとの批判が一層高まりそうだ。
トランプ大統領はFIFAのインファンティノ会長に電話でバログンの出場停止処分の再検討を求めたことを認めつつ、猶予の決定には「一切関与していない」と主張した。
インファンティノ会長は声明で、トランプ大統領からの電話を認めた上で「世界中の国家元首や政府関係者らから、さまざまな問題について電話を受けるのと同じ。独立した司法機関の手続きが進行中だと説明した」と表明した。「FIFAの司法機関は自律的に運営している」と、自身の不関与を強調した。
後味の悪さが残った。出場の可否を選手は決められない。渦中の人となってしまったバログンは「レッドカードを提示された時も、出場できると言われた時も決定を受け入れた。これ以上、言えることはない」と静かに語った。