「北中米W杯・2回戦、イングランド代表3-2メキシコ代表」(5日、メキシコシティー)
悪天候のため、開始が1時間遅れた一戦は、1966年大会以来の優勝を目指すイングランドが開催国のメキシコとの死闘を制し、8強入りを果たした。
後半15分にチーム3点目のPKを決めた大黒柱のFWケーンは試合後、ピッチ脇でのインタビューで「声が出なくなってしまいました。でも大丈夫です。パフォーマンスについてですが、声が出なくなったという事実が全て物語っていると思います」とかすれた声で振り返った。
自身のゴールで3-1とリードしたが、今後は自分の犯したファウルで相手にPKを与え1点差に迫られた。開催国メキシコのサポーターによる大声援の中、仲間と意思疎通するために大声を出し続けた。試合終盤は自陣ゴール前に釘付けにされてシュートを全員で防いだが「クレイジーな試合でした。戦い抜かなければなりませんでした。本当に戦い続けました。だからここで正直、ほとんど声が出ないんです。でもこの勝利のためなら全部報われます」と何とか話した。
敵地の一角を占めたイングランドサポーターにも「本当に…信じられないくらいの応援でした。言葉になりません。もう声も出ないくらいなので」と感謝したケーン。最後はインタビュアーに「その声をしっかり休めてください。お疲れさまでした。ありがとう、ハリー」と労われた。