「北中米W杯・1次リーグF組、日本代表4-0チュニジア代表」(20日、モンテレイ)
1次リーグ第2戦で森保一監督(57)率いる日本代表はチュニジアを4-0で下し、W杯における日本最多得点を挙げて大勝した。MF鎌田大地(29)=クリスタルパレス=が2002年日韓大会の稲本潤一以来2人目となる2試合連続ゴールを記録。前半4分での先制弾はW杯での日本代表最速ゴールとなった。先発4人を入れ替えて臨んだ指揮官の采配もさえた。
あっという間に鎌田がゴールネットを揺らした。前半4分、中村のグラウンダーでのクロスに走り込むと、左足のヒールで華麗に押し込んだ。多数の日本サポーターが駆けつけたスタジアムが揺れる。両手でガッツポーズを決め、思い切りシャウトした。
「本当に(ボールが)来たタイミングで当てられるようにだけを思ってやっていました」
初戦のオランダ戦では小川のヘディングシュートが頭に当たる“ラッキーゴール”で自身W杯初得点をマーク。“鎌田の1ミリ”として話題となった一撃を「上書きできるようにっていうのは考えていた。本当に2点目が欲しかった」と思いを明かす。W杯で日本選手の2試合連続ゴールは日韓大会の稲本以来2人目。試合開始4分のゴールは、18年ロシア大会コロンビア戦で香川真司がPKで決めた前半6分を抜き、日本代表W杯史上最速ゴールとなった。
ゴール後は右手で電話をかけるセレブレーションを披露した。クリスタルパレスの同僚で今季故障に苦しんだFWエディ・エンケティアのもの。「点決めたらやるよって言っていた」と有言実行でおとこ気も見せた。
監督交代の“解任ブースト”で臨むチュニジアの闘志を砕く先制弾。鎌田の2戦連続弾が大勝の流れをつくった。「もっと日本の価値を上げていける。未来のために自分たちが目指しているものを取れるようにやっていきたい」。歴史的ゴールもまだ通過点。躍動を続け、日本サッカー界の夢をかなえてみせる。