“鬼門”第2戦へ久保の代役右シャドーは堂安か カギは空いた右WBの菅原 日本の戦い方熟知したルナール新監督に要注意

 笑顔を見せる日本代表・堂安律。右は日本代表・町野修斗=ナッシュビル近郊(撮影・中田匡峻)
 調整する日本代表・菅原由勢=ナッシュビル近郊(撮影・中田匡峻)
2枚

 日本は、20日午後10時(日本時間21日午後1時)に1次リーグF組第2戦でチュニジアと対戦する。W杯の1次リーグ第2戦は、出場した過去7大会で1勝3分け3敗と鬼門になっている。国際サッカー連盟(FIFA)ランキング54位のチュニジアは、日本戦の直前に監督交代にかじを切ったばかり。どんな戦い方をしてくるか、予想が難しい不気味な存在だ。サッカー担当の松田和城記者が、試合のポイント、日本代表のキープレーヤーなどを分析した。

 最大の焦点は欠場の久保に代わる、ワントップ近くでプレーする「右シャドー」の人選だ。堂安が「いろんな選手がシャドーをできる」と話したように伊東、町野、鈴木唯、塩貝、後藤ら候補は多い。アフリカ予選無失点だった堅守を崩すことが求められるだけに、ゴール前での迫力が増す堂安を予想した。伊東も有力候補の一人だが、試合途中からのジョーカー(切り札)として温存しておきたい。

 鍵になるのは堂安が1列上がったことにより、空いた右ウイングバック。選手への取材からも、引いてくるチュニジア相手には、サイドからのクロス攻撃が有効的だといえる。クロッサーの菅原は、5月31日の国際親善試合のアイスランド戦で小川のゴールをアシスト、オランダ戦でも途中出場から攻撃を活性化させるなど好調。ボールを持つ展開が予想されるだけに、右センターバックの冨安を含めて攻撃的な選手を入れた。

 不気味なのが、チュニジアが日本戦直前に監督を交代したことだ。直近2試合連続で5失点と守備が崩壊していたチームの雰囲気が良くなかったことは明らか。エルベ・ルナール新監督のもと、開き直って結束する可能性もある。“解任ブースト”が怖い。

 ルナール氏はサウジアラビア監督時代にW杯予選で日本と対戦。5バックで0-0と守り切った。中村も「やりにくかった印象」と話しており、日本相手の戦い方は熟知している。前のめりに行き過ぎて、相手の狙いであるカウンターを食らう展開は避けたい。

 日本にとって鬼門となる第2戦。前回大会のコスタリカ戦は先発を前戦から5人変更したが、今回はアクシデント以外では大きく変えないとみる。中5日と休養も十分。ターンオーバーせずにベストメンバーで勝ち点3を取りにいくだろう。ここで勝利すれば、中4日の第3戦にも余裕をもたせられる。

 引いて守る相手に対する攻略は、日本の課題だった。だが、今の森保ジャパンは解答を持っている。3月の国際親善試合のスコットランド戦、アイスランド戦でも、0-0の後半に3-1-4-2の攻撃的フォーメーションに切り替え、狙い通りに点を奪った。選手が口をそろえていたのは「点を取れなくても焦らないこと」。まずは失点せず、虎視眈々(たんたん)とチャンスをうかがい続けたい。4年前からの進化を証明する戦いだ。(デイリースポーツ・松田和城)

編集者のオススメ記事

サッカーW杯最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(サッカーW杯)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス