「北中米W杯・1次リーグG組、イラン代表2-2ニュージーランド代表」(15日、ロサンゼルス)
イラン情勢を巡って出場が危ぶまれていたイラン代表が初戦に臨み、ニュージーランドと引き分けた。W杯はここまで韓国、豪州が勝利し、日本、サウジアラビアが引き分けとしており、無敗が続いている。
前半7分に先制を許したが、同32分に3度目の出場となった36歳のベテランDFレザイアンが右足で決めて同点。後半も9分に勝ち越しを許したが、同19分に右サイドからレザイアンのクロスにモヘビがヘディングでたたき込んで同点に追いついた。
試合後、ガレノイー監督は「良い試合ができた」と振り返った。
米国とイランの両政府は直前に、戦闘終結に向けた覚書に合意したと発表したが、イラン代表は米入国が制限されており、試合直前の移動を含む過密日程の影響が懸念されている。
イランの大会中の拠点となるベースキャンプ地は当初、米アリゾナ州の予定だったが、米国側が長期滞在を望まず、5月にメキシコのティフアナに変更された。さらにチームの一部スタッフは米入国が認められず、選手らが入国できたのは試合の前日だった。
トランプ米政権はテロ対策としてイランからの一般人の入国を禁じており、サポーターがイランから応援に訪れることは認められていない。試合前、競技場周辺ではイラン系米国人ら数百人がイラン指導部に抗議するデモを行い、1979年のイラン革命前の国旗を掲げて「イランに自由を」と叫んだ。1月のイランでの反政府デモで死亡した若者らの顔写真を手にする人もいた。