サッカーのW杯北中米3カ国大会に臨む日本代表は10日、米テネシー州ナッシュビル近郊で大半を非公開として調整した。メキシコ・モンテレイでの事前合宿後、1日のオフを挟み、14日(日本時間15日)の1次リーグF組・オランダとの初戦へ向けて本番モードが加速。DF長友佑都(39)=FC東京=は特注の“日の丸ヘアバンド姿”で登場。迫る初戦へ気合を表現した。
練習開始前、ミニ交流会を待つ現地の日本語補習校生90人の前に、ヘアバンド姿の長友が現れた。背番号5と日の丸が描かれた特注品。“おそろい”のはちまきを結んだ子どもたちとの記念撮影用かと思いきや、そのまま外さずにアップへ移行した。
「ナッシュビルに入って、W杯の熱量と『いよいよ感』が出てきたので。自分も気合を入れてつけたいなと」
日本代表の選手として、唯一、過去4大会のW杯を知る。本番へギアを入れるタイミングは熟知している。「もう1段、2段引き締められる。目の色を変えないと、相手も目の色を変えてくる。前回優勝したアルゼンチンもすごかった。あのぐらいの覇気を出していかないと優勝はできない」と話す。
W杯の勘が働き、気合のヘアバンドをこのタイミングで着用した。「人生初。感触はいい」と笑顔。日焼け止めを含んだ汗が目に染みなくなったといい「試合でも状態が良ければつけたい」と、実戦投入に前向きだ。
チームはベースキャンプ地で調整。米プロリーグMLSのクラブ練習場で、2023年に開設されたばかりだ。ジムやサウナ、疲労回復効果のある温冷交代浴ができる設備が完備されており「全てにおいてレベルが高い。今までとはレベルが違った。相当過ごしやすい」と絶賛。W杯モードに入った百戦錬磨のベテランが、最高の環境で仕上げにかかる。