またもはね返された16強の壁 冨安「何かを変えていかないと」長友「全体を通したら確実に成長」

 「カタールW杯・1回戦、日本代表1(PK1-3)1クロアチア代表」(5日、アルワクラ)

 日本代表史上初の8強入りを目指した森保ジャパンは延長戦の末にPK戦で力尽きた。2002年日韓大会、10年南アフリカ大会、そして18年ロシア大会に続く4度目の挑戦でも、準々決勝には進めなかった。

 破れなかった「16強の壁」。選手たちの受け止めは様々だった。

 今大会初先発だったDF冨安健洋は「それは本当に日本人の育ってきた環境だったり、根のところなのかもしれないですし、何かを変えていかないと。これだけ破れていない壁なので」と勝てなかった現実に向き合い、中盤で攻守に奮闘したMF守田英正は「これっていうのが正直分からない。次のベスト8に行くためにこうしないといけないというところがまだ僕の中で明確じゃないので。もう少し整理したい」と素直な思いを口にした。

 好セーブを連発したGK権田修一は「振り返って何か答えが出るような簡単なものではない。ただ、僕らは前進していることは間違いない」と前を向き、再三のドリブル突破で好機を演出したMF三笘薫は「試合を通して中に入っても『強いな』っていうのは感じました。自分たちがそう思われるような戦いをしないといけないな、というのは大会を通じて感じています」と今後への決意を新たにした。

 1次リーグではW杯優勝国のドイツ、スペインを撃破。切れ味鋭いショートカウンターは間違いなく世界に通用した。前回大会準優勝のクロアチアとも1-1。最後はPK戦で敗れたが、延長戦を含めた120分間で勝つチャンスは十分にあった。悲願の8強はすぐそこに見えていた。

 W杯4大会連続出場を果たしたDF長友佑都は言う。

 「日本サッカーはこの4大会を経験してきて、確実に成長してきた。同じベスト16で3回敗れていますけど、全体を通したら確実に成長したな、と言えます。僕は新しい未来を見たな、と確信しています」

 4年後は必ず、この壁を突き破る。もっと大きくなって、日本サッカー界に新たな歴史を刻む込む。

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