“森保のカーテン”異例ドイツ戦4日前に練習非公開 日本W杯本番モード突入
サッカーのW杯カタール大会を控える日本代表の森保一監督(54)が18日、ドーハ市内で取材に応じ、ドイツとの1次リーグ初戦(23日)に向けて19日の練習から冒頭部分を除く非公開とする方針を示した。本番前最後の実戦だった国際親善試合・カナダ戦(17日、UAE)から一夜明けたこの日、チームは休養日にあてた。
日本の前線基地に“森保のカーテン”が引かれる。心地よい風が吹き抜ける夜の練習場で、報道陣の取材対応を終えた森保監督が自ら切り出した。「(ドイツ戦の)4日前、3日前も戦術的なところを入れたい。初戦に向けてより集中し、試合に向けて準備するということでご了承いただけたらありがたい」。丁寧な言葉で、19日の練習から非公開とする考えを明かした。
これまでは試合の2日前から非公開となることが日本代表の通例だった。23日のドイツ戦に向けても、当初の予定では非公開練習は21日からとなっていたが、「4日前」という異例の措置となった。
ドイツは16日にオマーンと強化試合を行い、1-0で辛勝した。映像を確認したという森保監督は「いろんなことを試しながらW杯の準備をしている」と印象を語った。アジア最終予選でも苦戦を強いられたオマーンの粘り強い守備は「参考にしたい」としつつも、「(ドイツは)100%でプレーしていない。あんなもんじゃないと肝に銘じたい」と表情を引き締めた。
指揮官の臨戦態勢が表れた方針転換。雑音を遮断した環境で、戦術やセットプレーを確認し、ドイツ対策に注力する。日本代表がW杯モードに突入する。
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