「ロシアＷ杯・１回戦、フランス４－３アルゼンチン」（３０日、カザン）

　フランスの１９歳のＦＷエムバペのスピードあふれるプレーと決定力の前に、メッシの夢は打ち砕かれた。Ｃ組１位のフランスがアルゼンチン（Ｄ組２位）を下し、２大会連続の８強入りを果たした。

　前半１３分に先手を取った。ＦＷエムバペが自陣中央からペナルティーエリアに入って倒されＰＫを獲得。ＭＦグリーズマンがゴール右へＰＫを決めて先制。

　２－２の後半１９分にはエムバペがゴール前でこぼれ球を拾って抜け出し、左足で勝ち越しゴールを決めた。同２３分には勝利を決定づける２点目を奪い、フランスは４－２とリードを奪った。

　対するアルゼンチンはＭＦディマリアが前半４１分、強烈なミドルシュートをゴール右中段に突き刺し、同点に追いついて前半を終えた。後半３分にはメッシのシュートがゴール前のＤＦメルカドの足に当たってゴール。いったんは逆転に成功したが、以降はフランスの猛攻をしのぎ切れず失点。ロスタイムに入った後半４８分、ＦＷアグエロがゴールネットを揺らして１点差に迫ったが、あと一歩及ばなかった。

　前回Ｗ杯の決勝で延長の末に敗れた雪辱はかなわず、メッシの４度目のＷ杯は終わりを告げた。