【福西崇史 熱血EYE】ポーランド戦は勢いのまま勝ちにいくこと

 「ロシアW杯・H組、日本2-2セネガル」(24日、エカテリンブルク)

 日本代表は1次リーグ第2戦でセネガルと2-2で引き分け、1勝1分けの勝ち点4でH組の首位をキープ。決勝トーナメント進出に前進した。

  ◇  ◇

 日本はよく追い付いた。先制されて嫌な流れになり、自分たちが運びたいゲームプランとは違った。ボールをなかなか奪えず、後ろの選手も我慢する時間が続いた。ボールを持てたり、かと思えば押し込まれた部分もある難しい展開の試合だった。

 そんな中で決めた乾の同点ゴールは、自分の得意な角度に持っていけた。相手をかわしきり、逃げるようにコントロールしてシュートした。彼はドリブルにしても相手を寸前でかわす、誘いのドリブルができる。ボールの置き所を考えてサッカーをしている。

 本田のゴールは位置取りが良かったし、しっかり決めたのはさすが。絶対に決めなくてはいけない状況で蹴ることは難しい。香川との交代に関しても、自分たちでボールを動かしていきたいという西野監督の意図がゴールに結びついた。

 ポーランド戦は勝ちきるつもりで臨んでほしい。相手が10人になって勝ったコロンビア戦、2回追い付いたセネガル戦と結果が伴っている。勢いのまま勝ちにいくことだ。

 ポーランドはコロンビア戦で押し込まれた3バックではなく、セネガル戦の4バックでくるだろう。比較的サイドを大きく使っているし、日本は集中を切らさないこと。開き直られると怖いし、決して油断をしないことだ。(02年日韓、06年ドイツW杯日本代表=本紙評論家・福西崇史)

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