なでしこ最年少18歳・田中美が先発へ

 「アルガルベ杯、日本-ドイツ」(8日、パルシャル)

 6日の初戦でノルウェーに0‐2で敗れた日本代表「なでしこジャパン」は、8日の1次リーグA組第2戦でドイツと戦う。ドイツはデンマークと0‐0で引き分けた。通算対戦成績は日本の1勝1分け8敗。日本は7日、ポルトガルのロウレーで調整し、紅白戦の主力組には大儀見優季(25)=ポツダム=らロンドン五輪組に加え、最年少の18歳、田中美南(日テレ)が入った。6日の初戦でB組は米国がFWワンバックの得点などでアイスランドに3‐0で快勝し、スウェーデンと中国は1‐1で引き分けた。

 ドイツ戦で今大会のメンバー最年少の18歳、田中美が先発で代表デビューすることが濃厚になった。佐々木監督が「本当は昨日(ノルウェー戦で)使っても良かったんだけど、先発の方がいいかなと思って。練習ではいいので、国際試合でどれだけできるかだね」と期待を寄せた。

 田中美は紅白戦では大儀見と2トップを組み、好プレーを披露した。「消極的にならずにやれたら。ボールをどんどん要求していきたい」と意気込んだ。

 ノルウェー戦で6人を代表デビューさせた佐々木監督は、「選手一人一人に、いい習慣がついていない。こういう場を経験して、成長につなげないと」と苦笑いするが、2戦目も新戦力に経験舞台を踏ませる方針に変わりはない。初戦で途中出場した19歳の田中陽(INAC神戸)は「実際に経験しないと分からない」と率直に認めた。

 日本での合宿中から注目された田中美がピッチに立てば、さらにチームの若返り策は拍車をかける。ドイツ戦で、日本は少しでも変わった姿を見せられるか。

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