サッカー日本代表よくやった16強!激闘4試合振り返り

 ロシアW杯でのサッカー日本代表の戦いが終わった。低かった前評判を覆し、1次リーグを突破、決勝T・ベルギー戦でも必死の戦いを見せて、多くの人の心を打った。今大会での日本代表の戦いぶりを振り返る。

公開日:2018.7.9

 乾の右足が日本に希望をもたらした。前半34分、柴崎のロングフィードに走り込んだ長友の折り返しをペナルティーエリア内で受けると、乾は軽く右に持ち出し迷わず右足を振り抜いた。放たれた低い弾道は、鮮やかなカーブを描いてファーサイドのゴールネットを揺らした。

乾W杯初弾!大舞台で夢かなえた これぞ「セクシーフットボール」の真骨頂!

 「どこかでああいうシュートを打ちたいと思っていた。思い切って打った結果」。悲願のW杯初出場で初得点を決めた。

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本田圭佑が同点ゴール 3大会連続弾 西野采配がズバリ

 1-2の後半33分、途中出場のMF本田圭佑(32)=パチューカ=のゴールで追いついた。コロンビアはポーランドに完勝して勝ち点3とし、ポーランドは2連敗で敗退が決定。

本田圭佑、W杯に愛された男 伝説に並んだ3大会連続ゴール&アシスト

 初戦のコロンビア戦で記録したW杯3大会連続アシストに続き、W杯3大会連続ゴールも達成した。いずれも日本人初で、W杯3大会連続弾はアジア人では朴智星(韓国)以来2人目、W杯通算4得点はアジア勢歴代最多。

本田圭佑、W杯に愛された男 伝説に並んだ3大会連続ゴール&アシスト

 32歳11日でのゴールは30歳で得点した98年大会の中山雅史らを上回りW杯日本人最年長記録となった。それでも試合後は「(1-2の)こういう流れで出て、結果を出せたことはうれしく思う。勝ち点3を取りに行けたらという欲はもちろんあるが、これがW杯」と、笑みも浮かべず淡々と振り返った。

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【日本0-1ポーランド】1点ビハインドのまま試合終わらせるパス回し…セネガルも敗れFP差で突破!

西野監督「究極の選択」 フェアプレー捨ててでも…“負け逃げ”突破で16強

 「ロシアW杯・H組、日本0-1ポーランド」(28日、ボルゴグラード) 日本は1次リーグH組の最終戦でポーランドに0-1で敗れたが、同組2位で16強進出を決めた。勝ち点、得失点差、総得点、直接対決の結果でもセネガルと並んだが、警告数の少なさが反映される「フェアプレーポイント(FP)」の差で上回った。

西野監督「究極の選択」 フェアプレー捨ててでも…“負け逃げ”突破で16強

 終盤には西野朗監督が0-1のままで試合を終わらせることを指示。試合終了まで残り10分強を自陣でボールを回し、日本は攻めようとしなかった。スタンドからは地鳴りのようなブーイングが響いた。

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