アギーレ監督、世界トップ15に導く

 日本サッカー協会は10日、各カテゴリー代表の2015年の年間日程を発表した。男子日本代表は2連覇が懸かる1月のアジア杯(オーストラリア)の後、3月27日に大分でチュニジア戦(大銀ド)を行うことが決定。6月からは18年ロシアW杯に向けたアジア1次予選が始まる。都内のJFAハウス内で会見したハビエル・アギーレ監督(56)は「日本を世界のトップ15に押し上げる」と来年の目標を語った。

 自信に満ちあふれていた。壇上に登ったアギーレ監督は語気を強めて「オーストラリアでのアジア杯で、チームはさらに成長し進化できる。(15年は)W杯予選も始まるが、日本を(実力的な面で)世界のトップ15に押し上げたい」と意気込みを語った。最新の国際サッカー連盟(FIFA)ランキングでは日本は53位。まさに“超進化”ともいえる強気な目標設定だ。

 まずはアジア杯。11月の2戦ではMF遠藤、今野らW杯メンバーのベテランを招集し、結果を出しただけに「前監督から引き継いだ良いベースがある。今はタイトルを取るための23人を選んでいる。アジア杯で勝てば、リフレッシュした状態で15年を始められる」。連覇を果たしスタートダッシュを狙う。

 3月27日にはFIFAランキング22位のチュニジアと対戦する。会場の大分は、アギーレ監督がメキシコ代表を率いていた02年W杯の1次リーグ第3戦でイタリアと1-1の試合を演じ、決勝トーナメントに進んだ思い出の地。4日後にも東京で強化試合が組まれており、対戦相手は未定だが「難しい相手になるだろう」と強敵との対戦を望んでいる。

 「代表選手は魂をグラウンドに残す気持ちで戦うので、サポーターの方々は応援してほしい。代表に誇りを感じられるようにさせたい」と指揮官。思い描く成長プランを実行し、世界の強豪の仲間入りを目指す。

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