サッカーのイタリア１部リーグ（セリエＡ）ＡＣミランの日本代表ＭＦ本田圭佑（２７）が、１２日（日本時間１３日午前４時４５分キックオフ）にアウェーで行われるリーグ戦のサッスオロ戦でベンチ入りすることが１１日、決定した。

　本田がサッスオロ戦でデビューするかもしれない。ミランのガリアーニ副会長は、１０日にミラノ郊外で行われたＤＦラミの加入会見に出席。そこで、サッスオロ戦のメンバーに関して、「本田は招集され、ベンチ入りメンバー２３人の中に確実に入る」と語った。

　当初は１５日のイタリア杯・スペツィア戦に先送りされる可能性もあった。８日にチーム練習に初参加したばかりで、本田は８日の入団会見でも「１カ月プレーしていない」と慎重な姿勢を崩していなかった。

　チーム練習では控え組ながらも、日を追うごとに適応力の高さを見せている。ピッチ外では、１０日午後にクラブ側に国際移籍証明書が届いたことで、晴れてＡＣミランの選手として認められた。

　アレグリ監督が「人間的にも技術的にも、チームを良くできると思う」と絶大な信頼を寄せる本田。プレーの面はもちろん、不振のチームの雰囲気を変える存在として見込まれている。

　ＡＣミランは１８度のセリエＡ優勝を誇りながら、今季は１１位と成績も振るわない。もっとも、本田は「重圧は大きいが、だからこそ飛躍できると信じている」と気後れする様子はない。日本代表のエースは多方面からの期待の中で、移籍初戦を迎える。