香川弾!マンUでの復権に足掛かり

 「キリンチャレンジ杯、日本3-1ガーナ」(10日、日産ス)

 サッカーの日本代表は、2010年W杯南アフリカ大会ベスト8のガーナ代表に3‐1で逆転勝利を飾った。前半24分に先制点を許したが、0‐1の後半5分にMF香川真司(24)=マンチェスター・ユナイテッド=が同点弾を決めた。

 渾身の力を込めて右足を振り抜いた。シュートを放ったMF香川はバランスを崩しそうになるほどだった。0‐1の後半5分、内側に切れ込みペナルティーエリア付近からニアをぶち抜いた。8月14日の親善試合ウルグアイ戦(宮城)以来、2試合ぶりとなる代表通算16点目は貴重な同点ゴールとなった。

 「全てにおいて無心だった。(ゴールシーンについては)あんまり覚えていないが、ああいうシュートが入って一つ自信になる。自分のミスで失点したので取り返そうと必死だった」

 “香川真司”の真価を見せつけた。「個の力」で奪い取ったゴールにMF本田も「正直、真司のゴールはすごいなと率直に感じました」と賛辞を惜しまなかった。

 所属するマンチェスター・ユナイテッドでは、開幕から3試合連続で出番がない。W杯に向けて試合勘やコンディションを不安視する声は日増しに大きくなっていた。

 グアテマラ戦の前日、香川は自らをプロの世界へと導いてくれた恩師でもあるC大阪の小菊コーチと電話で話した。自身が置かれた状況にも「想定内です」と落ち着いた声で答えていたという。

 周囲の雑音を結果で封じ込めた。「自分にプレッシャーをかけていた。これを乗り越えられるのか考えていた。いい形でチームに帰れると思う」。横浜で取り戻した輝きを、マンUでの復権の足掛かりとする。

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