「明治安田J1、東京V3-1福岡」(24日、味の素スタジアム)
東京Vが長いトンネルを抜けた。1-1の後半30分に途中出場のMF松橋優安(24)が決勝ゴール。今季リーグ戦12試合目で初勝利を挙げ、勝ち点2差だった福岡を抜いて最下位を脱出した。
前半10分、中央からの縦パスが流れてゴール前へ。これにいち早く反応したFW熊取谷が抜け出し、体勢を崩しながら左足で相手GKの股を抜くゴール。開幕2節8月14日の柏戦以来、約2カ月ぶりの先制に成功し、ホームのサポーターは歓喜した。
だが、後半11分に左サイドを崩され、最後は途中出場のFWウェリックポポに頭で決められて同点に追いつかれる。それでも同30分、中盤で粘ったFW一美が途中交代の松橋に絶妙なスルーパス。これを松橋が冷静にゴール右上に決めて勝ち越した。直後には相手シュートのこぼれ球がコロコロとゴールに転がっていき万事休すかと思われたが、ラインを割る寸前のところでMF溝口が右足でボールをかき出してクリア。勝利への執念を見せると、同45分に途中出場のFW寺沼が勝利を決定づける3点目を奪った。
東京Vは開幕から低空飛行が続き、開幕8節を終えて4分4敗の状況で城福浩監督を解任。相馬新監督を招聘し、巻き返しを図った。以降もリーグ戦1分2敗と苦しみJリーグ60クラブで唯一勝利がない状態が続いだが、相馬監督就任4試合目で待望の初勝利。暗闇から抜け出した。