J1首位の町田・黒田剛監督(56)が11日、町田市内での非公開練習後に取材に応じた。次戦(12日、MUFG国立)の相手である横浜Mには、青森県出身の16歳MF三井寺眞が所属。青森山田高を約30年率いた名将は青森から誕生した新星に最大級の賛辞を贈りつつ、警戒を寄せた。
三井寺は16歳4カ月5日で迎えた鹿島戦で、開幕戦における最年少先発&ゴールを記録。その後も出場を続け、チームの主力として戦っている。青森山田高時代、三井寺と同年代の選手を指導してきた黒田監督は、技術だけではなく、フィジカルや守備もJ1レベルに順応している様子を評価。「本当にすごい。あの年齢とは思えないぐらい、もう溶け込んでしまってるというか。これが青森からってなると余計うれしいし、本当に素晴らしい」と頰を緩ませた。
なじみ深い青森からの新星誕生。イチ選手として応援するが、対戦相手だと容赦はしない。「やっぱり彼が仕事を思い通りに自由にするようだと、われわれの勝機は少なくなってくる。ピッチに入れば、年齢出身関係なく、しっかりと一人の選手としてリスペクトしつつ、われわれのサッカーが上回っていくことをやっていくしかない。そこはもうブレずに、あまりそういうことは考えずにやっていきたい」と話した。
ここまでチームは5勝1分と無敗を継続。2位神戸とと勝ち点3差で首位に立っている。それでも「惰性の中で勝ち続けられるほど甘いものではない。勝ってる時だからこそ、有効にいろんなものを修正、改善していくっていうことがすごく重要。決してぬるい状況とか隙のある状況を一瞬たりとも作らない組織を構築していかなくてはならない」と引き締めを強調した。