「フランス1部、トゥールーズ0-1リール」(3日、トゥールーズ)
オランダ1部リーグのフェイエノールトからリールに加入したFW上田綺世(28)が、アウェーのトゥールーズ戦に後半12分から移籍後初出場し、28分に先制点を決めた。チームは1-0で勝ち、2勝1分けで勝ち点7とした。
フランス1部リーグデビュー戦で、いきなり決定力を見せつけた。リールに加入した上田が途中出場して、先制点を奪取。鮮烈なデビューに跳び上がって喜び「1試合目で自分の存在をアピールできてほっとしている」と充実の表情を浮かべた。
出場から約15分後の後半28分だった。味方が左の深い位置に進入するのを見ると、ゴール前の近いサイドへ素早く走った。折り返しは手前の相手と、滑り込んだ上田の体に当たってゴール方向へ。GKに一度防がれたものの、すぐに立ち上がってこぼれ球を頭で押し込んだ。
8月30日にフェイエノールトで3試合連続ゴールをマークした。その翌日、移籍が決まった。加入して間もないが、精力的にパスを要求して好結果につなげた。守る時間が長かった一戦で白星をもたらし「こういう試合で勝たせられるのは、ワンチャンスを仕留められるFW」とさらりと言った。
28歳で欧州五大リーグに初めて挑戦する。1944年に創設されたリールは、フランス1部リーグで4回頂点に立っている。昨季リーグ戦3位で、今季は欧州チャピオンリーグに出場。上田にとっては、フランス代表で史上2位の57点を挙げた39歳のFWジルーと定位置を争う形になる。
いきなりアピールに成功したが「(ジルーから)勉強しなきゃいけない部分は無限にある」と貪欲に語る。日本の点取り屋が新たな一歩を踏み出した。