長友佑都のFC東京愛 言葉の端々ににじむ青赤戦士としてのプライド「ダービー勝ってからW杯の話を」

 サッカー日本代表DF長友佑都(39)が8日、現役続行を表明した。J1のFC東京との契約を延長し、悲願の優勝を目指して再契約した。W杯北中米3カ国大会1次リーグで、アジア選手初のW杯5大会連続出場を果たした39歳は、スペイン、ポルトガル、モロッコで共催される2030年W杯へ再スタートを切る。

  ◇  ◇

 長友のFC東京愛は強い。北中米W杯の開幕100日前、FC東京の練習場がある小平で長友の取材対応が設けられた。百年構想リーグのシーズン中とあって、長友は次節へ向けて気合の入ったコメントを残していた。一方で、注目度の高さや貴重な取材機会ということも相まって、記者からはW杯に関する質問が集中。掲載記事もW杯に関するものが多くなった。

 翌日、FC東京の関係者から記者に一通のショートメッセージが届いた。「長友選手からチクリと言われました…」。長友は「チームのこと、リーグ戦に向けたことも言ったんだけど、代表関連の話(記事)ばっかりだったな…」と残念がっていたという。記者はすぐに次戦に向けた別記事を書いた。

 長友はいつでもそうだった。右ハムストリング肉離れのケガから復帰した5月6日の千葉戦後、直前に迫ったW杯メンバー発表への思いを聞かれると「まずは(次節の)東京ダービーですよ」とキッパリ。「そこのダービーを勝ってからW杯へ向けて語りたい」。青赤の戦士としてのプライドが言葉の端々ににじんでいた。

 W杯で5大会連続出場を果たしても、長友の戦いは終わらない。むしろ、まだ終われないのだろう。FC東京でシャーレを掲げるまで、長友の炎が消えることはなさそうだ。(デイリースポーツ・サッカー担当 松田和城)

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