「明治安田J1百年構想リーグ、FC東京0-3千葉」(6日、味の素スタジアム)
日本代表として初の5大会連続W杯出場を目指すFC東京のDF長友佑都(39)が、千葉戦の後半25分から左サイドバックで途中出場した。右ハムストリング肉離れのケガから約2カ月ぶりとなる復帰戦で存在感を示し、5月15日のW杯メンバー発表に向けてアピールした。チームは0-3で完敗した。西は名古屋がG大阪との上位対決を2-1で制し、勝ち点28で首位に浮上。神戸は広島と1-1で突入したPK戦を5-4で制したが、総得点差で2位に後退した。
5度目の夢舞台を諦めない不屈の男がはい上がってきた。3月14日の試合中に肉離れを負ってから53日。急ピッチで“W杯専用エンジン”を積んできた39歳の長友が意気揚々とピッチに向かった。積極的に攻撃参加し、ミドルシュート、好クロスで存在感を示した。
「復帰したばかりなので、まだここからがスタート。ケガなく、ここまで早く復帰できたというところも含めて非常にポジティブに捉えている」
0-1の後半25分に入ると、早速相手と球際で激しい競り合い。再発の不安を感じさせない全力プレーだった。同28分には、相手シュートがクロスバーに当たったこぼれ球に反応するも「難しい対応だった」と、マークについていた姫野に押し込まれて失点。「チームに勢いを与えられなかった」と悔やんだ。ただ、その後はブランクを感じさせない動きで何度もチャンスを演出した。
負傷はW杯開幕まで3カ月を切ったタイミングだった。激しいメンバー争いの中、間に合うのか。百戦錬磨のベテランに、そういった焦りはなかった。「自分ならいけると。根拠はないけど」。リハビリでは欧州一流選手を参考に歩き方から見直すなど、短期間で進化を求めてきた。
運命のメンバー発表まで10日を切った。「やるべきことをやってきた。あとは発表を落ち着いて待つだけ」と冷静に見据えている。アピールの機会は残り1試合。ブラボーな復活劇を見せる。