J1町田は24日、23日に公表された黒田剛監督、及びクラブへの懲罰について、改めて声明を発表。冒頭で「パワハラについては認定されておりません」と強調。「不適切な暴言についてのけん責につきましては、真摯に受け止め反省、改善してまいります」とした上で「度を超えた誹謗中傷には引き続き一切の証拠を保全すると同時に、随時開示請求を行っていき、然るべき法的措置を取って参りますのでよろしくお願いします」と警告した。
前日23日にJリーグから黒田監督が所属する選手、スタッフに対して不適切な発言をしたとして、黒田監督およびクラブに対して、けん責処分が決定された。Jリーグ、クラブ双方のリリースよると、黒田監督は2023年頃からFC町田ゼルビアに所属する選手らの前で、自らの意向に沿わない選手がいれば、造反者といった表現を用いて排除する意図を持った発言や、練習中に選手およびチームスタッフの前で特定のコーチに対して大声で怒鳴る行為、懇親会の場でのスタッフに対する暴言等の不適切な発言があったという。
クラブは同日、処分について謝罪と再発防止に向けての発表を行っていた。23日の発表文は次の通り。「この度は、ファン・サポーターの皆様、パートナー企業の皆様、株主の皆様、後援会員の皆様、ホームタウンの関係者様、チームに関わる皆様、FC町田ゼルビアに関わる全ての皆様に多大なるご迷惑をおかけいたしましたこと、心より深くお詫び申し上げます。本件は、当該監督個人の問題にとどまらず、クラブとして適切な管理・監督体制を構築できていなかったことに起因するものであり、その責任を重く受け止めております。
クラブといたしましては、本処分を厳粛に受け止め、指導体制および組織運営の在り方を根本から見直し、ハラスメントに関する相談・通報体制の再構築、ならびに管理監督責任の明確化を速やかに実行して再発防止に全力で取り組んでまいります。
今回失った信頼を回復するため、クラブ一丸となって誠意ある行動を積み重ねてまいります。改めまして、すべての関係者の皆さまに深くお詫び申し上げます」