南野拓実 W杯欠場の見通し 診断結果は前十字靱帯断裂 森保Jに激震…10月・ブラジル戦ではキャプテン

 フランス1部リーグ、モナコは22日、左膝を負傷した日本代表の南野拓実(30)が「前十字靱帯(じんたい)断裂」と診断されたと発表した。W杯北中米3カ国大会は来年6月開幕。モナコは全治を公表していないが、地元フランスのレキップ紙(電子版)は「数カ月の離脱となり、W杯も欠場する見通し」と報じた。

 森保ジャパンに激震が走った。21日に敵地で行われたオセール戦に先発出場した南野が、ボールを奪おうとした際に左膝を負傷。前半36分に交代した。ピッチに倒れ込み、自力では歩くことができず担架でピッチを後にした。

 クラブから発表された診断結果は前十字靱帯(じんたい)断裂。全治を公表していないが、W杯への出場は厳しい状況となった。

 南野は国際Aマッチ73試合出場、歴代8位タイの26得点で、ともに11月の日本代表活動に招集されたメンバーで最多。歴史的初勝利を挙げた10月のブラジル戦ではキャプテンマークを巻き、後半に反撃ののろしとなるゴールを決めた。「自分のことをしっかりやりつつ、チームメートもサポートできる」と森保監督の信頼も厚い。

 2022年W杯カタール大会は悔しい思い出として南野の胸に刻まれている。クロアチアとの決勝トーナメント1回戦でPK戦の1番手を務めるも失敗。日本代表史上初の8強入りを逃し「絶対に4年後にリベンジをしたい」と誓った。

 この3年間で経験を重ね、日本に欠かせぬ存在になった。11月には「重要な試合でのゴールが僕にとっては大切で、それはW杯での一発かもしれない。その時のために、しっかりいいコンディションを維持してやっていければ」と話していたが、あまりに厳しい現実が待っていた。

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