FIFA年間最優秀選手 フランス代表FWデンベレが初受賞 断トツ得票で栄冠「チームメート全員に感謝」
国際サッカー連盟(FIFA)は16日、ドーハで年間表彰式を開き、男子最優秀選手にフランス代表FWデンベレ(28)=パリ・サンジェルマン=を初選出した。昨季、クラブ初の欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝の原動力となり、専門誌フランス・フットボールの「バロンドール」に続く個人賞を手にした。
2位はスペイン代表のヤマル(バルセロナ)、3位はフランス代表のエムバペ(レアル・マドリード)だった。女子最優秀選手はスペイン代表のボンマティ(バルセロナ)が初めて3年連続で受賞した。
対象期間は2024年8月11日から25年8月2日までで、受賞者は各代表監督と主将、記者、ファンの投票で決まった。
「バロンドール」に続く栄冠を手にしたデンベレは17日のインターコンチネンタル・カップ決勝を前にカタール入りし、式典に出席し、「チームメート全員に感謝したい。努力は報われる」と感慨深げに語った。
昨季、パリSGが初優勝した欧州チャンピオンズリーグ(CL)で8ゴール、6アシストをマークした。代表監督、代表主将、メディア、ファンの全投票で、2位に大差をつけた。
パリSGでは、ベストイレブンに右サイドバックのハキミや司令塔のビティーニャも多くの票を集め、今季マンチェスター・シティー(イングランド)に移籍したGKドンナルンマも含めて計6人が選出された。ルイスエンリケ監督も断トツで最優秀監督に。攻守に完成度の高いサッカーが評価され、その中心にデンベレがいた。
ただ、今季のデンベレは負傷がちで、本来の力を発揮できていない。さらなる注目を浴びるシーズンへ「(昨季は)素晴らしい一年だった。来年もここに戻ってきたい」と新たな誓いを立てた。





