W杯組み合わせ決定 強力な個そろえるオランダに全力で勝ちに行きたい 試合会場は2カ国をまたぐ可能性があり共催の洗礼浴びそう
米国、カナダ、メキシコが舞台となるサッカーの2026年W杯北中米3カ国大会の組み合わせ抽選会が5日、米ワシントンで行われ、8大会連続8度目の出場の日本は1次リーグF組で初戦は準優勝3度のオランダ、第2戦はチュニジア、第3戦は欧州プレーオフ(PO)勝者と対戦することになった。
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森保監督が「非常に厳しいグループに入った」と話した通り、W杯優勝経験国のドイツ、スペインと同組だった前回大会ほどではないが、レベルの高い組に入ったのは間違いない。今大会は各組3位の上位8カ国が決勝トーナメントに進める方式とはいえ、一筋縄ではいかなそうだ。
カギを握るのは初戦のオランダ戦か。過去のW杯で日本は初戦を落とさなければ全て決勝Tに進出している。敗戦スタートとなれば、W杯予選10戦無失点と堅守を武器とするチュニジア相手に前掛かりに行く必要性が生まれる。手痛いカウンターを食らい、連敗となるのが最悪なケースだろう。2戦目以降に心の余裕を持たせるためにも、世界最高峰のDFファンダイク(リバプール)ら強力な個をそろえる強豪に全力で勝ちに行きたい。
試合会場は米国南部、メキシコの2カ国をまたぐ可能性があり共催の洗礼を浴びそう。移動による時差は比較的少ないが、6月の最高平均気温が30度付近の地域のため、ベースキャンプ地選びでは暑熱対策に細心の注意を払う必要がありそうだ。(デイリースポーツ・松田和城)




