FC町田ゼルビアの18歳以下の育成組織「町田ユース」は16日に、東京都U-18サッカーリーグ(T1リーグ)の第16節・国士舘高校戦(国士舘楓の杜)を迎える。勝利すれば初優勝となる大一番を前に中山貴夫監督(51)が意気込みを語った。
15試合を終えて11勝2分け2敗。残り3試合で2位と勝ち点8差をつけ首位に立ち、優勝を目前に控えている。“マジック1”の状況だが、最終節で優勝を逃した昨季の経験から、慢心はないようだ。
「選手たちも優勝というよりは、1試合1試合大事に戦っていくことに矢印を向けている。チームとして“優勝は意識するな”というのは無理なことではありますが、自分たちの力を向上させていくことの先にそういうもの(優勝)があるという意識を子供たちと共有している。特に目前だから何か特別な感じではないかなと思います」
勝てばT1リーグ初優勝となり、クラブにとっても意義深いものになるはずだ。トップチームがここ数年で大きく生まれ変わった中、アカデミーでも着々と力を付けてきた。その上で、中山監督は初優勝がクラブにもたらす意義についてこう語る。
「トップチームがこれだけ大きな変化をしてきている中で、『アカデミーはどうなんだろう?』というところで、上位カテゴリーに名前がなければ、やはり知名度的にも「(アカデミー)良いよ」という噂を聞いていても、結果として見えてこなければ説得力がないと思う。もし(優勝が)達成されれば、その結果としての見え方が、またアカデミーも成長著しくできているという示しになる。そこで(町田で)やってみたいという選手が増えてくることで、良い効果がもたらされるのではと思っています」
優勝の先には上位カテゴリーの「プリンスリーグ関東2部」への参入戦が待ち受けるが「まずは優勝というもの確定していない以上、やはり参入戦のことよりは目の前のゲームに集中してくのが一番」と力を込める。注目の一戦はくしくも、トップチームの天皇杯準決勝とほぼ同時刻の16日13時にキックオフ。町田の“ダブル初優勝”に期待が高まる。