C大阪が万博パビリオン資源の一部を譲り受け ポルトガル館の綱、ヨルダン館の死海ソルトなど今後有効活用へ

 J1C大阪では大阪・関西万博のパビリオン資源の一部譲り受けが決まり、15日に夢洲の万博会場で受け取った。13日の万博閉幕にともない、各パビリオンの解体過程で自国に持ち帰ることができない資源を再利用することを目的に、大阪市に本拠地を置く同クラブが譲り受けた。

 今回対象となったのはポルトガルの綱、パキスタンの8億年前に生成された岩塩、スーダンの太鼓など工芸品、ヨルダンの死海の塩など。C大阪の丸橋祐介アンバサダーが各パビリオンから受け取り、お礼とともにユニホームをプレゼントして各国との交流を深めた。

 具体的な用途はこれから決めていくが、盛況の中で閉幕した大阪・関西万博の盛り上がりをサポーターとともに今後も継続できるようなイベント等に用いる予定。ポルトガルパビリオンの綱でサポーターによる綱引き大会などの案が浮上している。次回のホームゲームとなる25日の川崎戦(ヨドコウ)では、交流を持った各国を招待することが計画されている。

 ポルトガル館のベルナルド・アマラウ館長は「私たちのレガシーの一部をC大阪さんにお渡しできることができて光栄です。ポルトガルの一部が今後もC大阪で旅を続けられることをうれしく思います」と伝えた。プライベートでも1度万博を訪れたという丸橋アンバサダーは「大切に活用していきたいと思います」と受け取ると「ホームゲームで展示することで今後もより多くの方に見てもらって、万博の熱気をチームの勢いにつなげていけたら」と現在10位に停滞するチームへの万博効果を期待した。

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