ブラジル紙「韓国に大勝したことより、日本に敗れたことの方が価値がある」と分析 日本に歴史的敗戦

 厳しい表情で指示を出すブラジル・アンチェロッティ監督(撮影・金田祐二)
 敗戦にがっくりのブラジルイレブン(撮影・金田祐二)
 後半、日本に逆転されぼうぜんのブラジルイレブン(撮影・金田祐二)
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 「国際親善試合、日本代表3-2ブラジル代表」(14日、味の素スタジアム)

 国際サッカー連盟(FIFA)ランク6位のブラジルは同19位の日本に逆転負けを喫し、14度目の対戦で歴史的金星を献上した。5月から指揮を執るカルロ・アンチェロッティ監督にとって就任後初黒星となった。

 10日の親善試合で韓国を5-0で圧倒していた王国にとって衝撃の敗戦となったが、ブラジル紙「グローボ」(電子版)は「韓国に大勝したことより、日本に敗れたことの方が価値がある」と冷静な視点で報じた。

 同紙は「この厳しい敗戦はチームが依然として抱える弱点を露呈した。混乱したサイクルの遺産だ」と、ブラジルが過渡期にあると分析。「アンチェロッティは正しいことをしている。不足しているポジションの選手をテストし、さまざまな戦術を試みている。センターFW不在のチームを模索し、ビニシウスを中央で試すなど正しい判断をしている」とイタリア出身の指揮官の手腕に信頼を寄せ、ブラジルが敗戦から多くの教訓を得たと総括した。

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