「明治安田J1、神戸-清水」(27日、ノエビアスタジアム神戸)
神戸-清水の一戦で、清水の依田光正コーチにイエローカードが提示される事態が起こった。
両チーム無得点の前半25分。清水のMF弓場が右サイドからゴール前に送りこんだクロスがファーに流れて、住吉と神戸のDF酒井が競り合ったボールが外に出た。これがゴールキックでの再開となると、コーナーキックでの再開とならなかったことに、清水サポーターから大きなどよめきが起こった。さらに、判定に抗議したと思われる依田コーチにはイエローカードが提示された。
この日はJFA、Jリーグ協働の「審判交流プログラム」で主審はサウジアラビアのファイサル・アルバラウィ氏、副審はファイサル・アルカフタニ氏とイブラヒム・アルダヒル氏が務めている。
23日の柏-広島戦(三協F柏)でも同交流プログラムで招聘されていた主審のモハメドアハメド氏が、ハンド判定を巡って抗議した広島のスキッベ監督にイエローカードを提示していた。スキッベ監督は試合後の会見で、「審判の判定にもアンラッキーな部分があり、VARで見ても自分たちが望む形じゃない判定もあった。日本の審判のレベルを上げたいと考えているのであれば、自分たちの国以上のレベルの審判を招集するべき。特にヨーロッパからも呼ぶべきです。もう少しいい日であれば、運が良ければ勝つことが出来たと思います」と話し、物議を醸していた。