離脱者続出のJ1柏・ロドリゲス監督「不可能」と“再現”は困難か 残り7戦「違った形で勝利にこだわることが必要」

 J1柏のリカルド・ロドリゲス監督(51)が26日、柏市内で、第32節の川崎戦(28日、U等々力)に向けた非公開練習前に取材に応じた。負傷者が相次ぎ3試合連続ドローと足踏みが続く中、既存戦力での巻き返しを誓った。

 24日には今季28試合に出場していた主力のMF渡井理己が右膝前十字靭帯断裂、内側側副靭帯損傷で戦線離脱することを発表。さらに日本代表MF久保藤次郎、今夏途中加入でフィットしていたMF瀬川祐輔がリーグ戦2試合連続でベンチから外れている。夏に日本代表に招集されたMF熊坂光希も復帰の見通しは立っていない状況だ。

 離脱者が続出している“試練”にロドリゲス監督は「やはり今、ケガで戦線離脱している複数の選手がとてもクオリティーの高いプレーを、特に攻撃において表現し提供してくれていた選手たちばかり」と苦しい台所事情を説明。開幕から攻撃的なパスサッカーを遂行してきたが「彼らが不在の中、同じようなプレー、同じようなメカニズムで攻撃をするということは簡単ではないというよりも、それは不可能だと思います」と、残り7試合での“再現”は難しい見通しを示した。

 だからといって、ケガ人の回復を待ってくれないのは百も承知。現在、首位鹿島との勝ち点差は5。残り7試合、まだ諦める数字ではない。「今までと同じものを表現するのではなく、既存の選手たちとともに、より良い攻撃をして点を決める。そこは改善点というより、今目指さなければいけない部分」と指揮官。「シーズン終盤で重要なのは勝利にこだわる部分。ピッチに送り出す選手は、今までとは違う選手たちが多いですけれども、多いゆえに違った形で勝利にこだわることが必要だと思う」と話した。

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