J1柏・ロドリゲス監督「秘密ではないです」 14年ぶりVへ掲げた4つの改善点とは
J1柏のリカルド・ロドリゲス監督(51)が18日、柏市内で次節・C大阪戦(20日、ヨドコウ)に向けた非公開練習後に取材に応じた。14年ぶりリーグ優勝がかかる残り9試合の終盤戦に向けて、4つの改善点を明かした。
開幕から好調をキープし第29節を終えて首位京都と勝ち点1差の3位につけている。特に昨季下から2番目だった攻撃面が大きく改善。すでに昨季の得点数を超えている。さらにボールを握る攻撃的なポゼッションサッカーを志向していることから「相手の攻撃を阻止することにうまくつながっている」と指揮官。試合終盤でも守りに入らず、ボールを保持しながら攻めることができており、後半の失点はリーグ最少の10となっている。
一方で、立ち上がりの15分はリーグで2番目に多い7失点。これについてロドリゲス監督は「相手チームも試合のスタートをアグレッシブに来る中、われわれが相手チームと同じ形で試合に入れているかというと、必ずしもそうではない。失点を重ねているという意味では、そこは課題の1つ」と話す。また、上記を加えて、選手と4つの改善点を共有しているという。
残りの3つは「クロス対応の守備」「セットプレーの守備」「カウンターアタックに対する守備」と明かしたロドリゲス監督。いずれも守備に関するものだ。「選手たちとミーティングして、パワーポイントでイメージさせて選手たちを共有した」と取り組んでいる。0-0に終わった前節の神戸戦では、クロス、セットプレー、カウンターを強みとする相手だけに手応えをつかんだ一戦だっただろう。
ロドリゲス監督は「この4つの改善点は、他の相手チームも分析し、もう分かっていることだから、秘密ではないです。バレてると思いますから」と“弱点”を明かした理由を説明。包み隠さず話すその寛大さに、選手から慕われているワケが垣間見られた。





