メキシコ戦終盤の不可解判定に元日本代表の解説が苦言止まらず「VARみないと分からないんですかね?」「本当ふざけんな!ですよ」
「国際親善試合、日本代表0-0メキシコ代表」(6日、オークランド)
FIFAランク17位の日本は同13位で26年北中米W杯の開催国の1つであるメキシコと善戦するも、ゴールが遠くスコアレスドローに終わった。試合終盤には主審による不可解な判定に、U-NEXTの解説を務めていた元日本代表戸田和幸氏(47)から苦言が止まらない一幕があった。
問題のプレーは後半45分頃に起きた。ゴール前に完全に抜け出したFW上田綺世がメキシコのDFモンテスに後ろから右足を蹴られて倒される。明らかな決定機阻止で、レッドカードかと思われたが主審はイエローカードを提示。主将のMF遠藤が抗議し、その後VARが介入。レッドーカードに判定が変わったが、これに戸田氏は「VARみないと分からないんですかね?こんなこと言ったら怒られちゃうんですけど。あんまり普段言わないんですけど」と本音を口にした。
止まらず「代表戦なので言いますけど、逆にレッド出して『レッドかな?』でVAR入るんなら分かります。今のプレーで先にイエローって…。僕がピッチにいたら本当ふざけんなって、めちゃくちゃ詰め寄ってると思いますよ。こんなのありえねえだろって。なんでこれがイエローなんですか」とヒートアップ。あまりの勢いに、ともに解説を務めた中澤佑二氏も爆笑していた。
さらに主審が指定したFKの位置がファールの位置から約5メートルも後ろに。戸田氏は「全然違います。VAR見ているんだからもっと前にしないと。本当ふざけんな!ですよ。何やってるんだって話ですよ」と熱弁。これには森保監督も猛抗議したが位置は変わらず。「今(森保監督も)同じ事言ってますよ。ここじゃない、場所違うと。そりゃ怒りますよね」と話した。中澤氏も「遠いですもん、直接狙える距離だったから」と同意。結局得点には至らず、そのまま試合終了の笛が鳴り、かつて日本代表を率いたハビエル・アギーレ監督とは痛み分けに終わった。





