森保監督「いい強化試合できた」格上メキシコに善戦0-0ドロー 試合終盤の不可解な判定に指揮官猛抗議も

 「国際親善試合、日本代表0-0メキシコ代表」(6日、オークランド)

 FIFAランク17位の日本は同13位で26年北中米W杯の開催国の1つであるメキシコと善戦するも、ゴールが遠くスコアレスドローに終わった。日本がアジア勢以外と対戦するのは2023年10月のチュニジア戦以来。本大会に向けた格上との腕試しとしては手応えを感じる内容だった。日本は9日(同10日)にオハイオ州コロンバスで地元米国と対戦する。

 日本は前半から相手陣でのプレスがはまり、試合の主導権を握る。11分にはボールを奪ったMF三笘からのパスに反応したMF久保がシュートを放ったが、相手GKのセーブに合った。守備でも攻守の切り替えが早く、中盤でボールを刈り取りピンチらしいピンチはほとんどなかった。

 後半も攻撃的にいく日本。8分にはペナ内右に抜けた久保から左の南野にクロス。フリーだったが、右足ボレーは枠上に外れた。同23分には相手のFKからゴール前でヘディングシュートを許すも、GK鈴木が横っとびでビッグセーブ。一進一退の攻防が続いた。

 同23分にはMF佐野海、MF伊東、MF前田を投入。久保、南野を下げて、堂安、三笘をシャドーで起用した。その後もスコアは動かず、同37分には両シャドーに変えてFW町野、FW鈴木を投入。フォーメーションも2トップに変更し、ゴールを狙うがチャンスを作れない。終盤には相手に決定機を許すも、体を張った守りでしのいだ。

 試合終盤にはゴール前に抜け出した上田がメキシコのDFモンテスに後ろから倒される。明らかな決定機阻止の場面だったが、主審はイエローカードの判定。主将の遠藤は詰め寄り抗議。VARの介入後、レッドカードに判定が変わったが、フリーキックの位置が約5メートル後ろに。これには森保監督も猛抗議したが位置は変わらず。結局得点には至らず、そのまま試合終了の笛が鳴り、かつて日本代表を率いたハビエル・アギーレ監督(66)とは痛み分けに終わった。

 試合後、森保監督は「局面、局面のデュエルで優位にたててましたけど。チャンス作れてましたけど、決めきるところで、もっとシュートの本数を増やさないといけない。最後、ほんのちょっとのシュートチャンスを逃さないことを高めていきたい。強度の高い戦いできて、いい強化試合ができた。米国戦でもアグレッシブに戦っていけるようにしたい」と語った。

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